発表会をコンパクトカメラで撮るには

今週はオリブでも発表会撮影のピークを迎えています。毎日子どもたちの頑張る姿を見させていただき、皆さん大きくなられたことをしみじみと感じながら仕事をさせていただいています。前回お話しましたように、今日は発表会をきれいにとる方法についてお話いたします。


いきなりですが発表会をきれいに撮るにはカメラの力が重要なポイントになりますので、購入されるときには感度をあげられる機能がついているものを購入されることをお勧めいたします(その機能がなくてもキャノンやフジなどは結構きれいに写ったりしますので、メーカーによる差があります)。

とはいえ、すでにカメラを持っていればそれを使って少しでも良い画像を残したいものです。ではまず感度を上げれる機能がついていない全自動タイプのカメラでの撮影についてお話しいたします。感度の調節が効かないカメラでも、シャッターを押して被写体がブレずに明るく取れれば全く問題はありません。また被写体との距離が近い場合は、普通にフラッシュをたいて撮影されれば良いと思います。しかし被写体との距離が遠いためにフラッシュが十分に届かず、暗くなるときはフラッシュをたかない撮影のほうがかえって明るく写ることが多いです。その理由は発光禁止を選択することでカメラ自体が自動的にシャッタースピードを遅くするからです。ところがシャッタースピードが遅くなるのですからブレが目立つようになります。そのブレを抑えるためにできることは二つ。一つは脇をしめてカメラが動かないように持つこと(ひざを抱えるように足を曲げ、そのひざの上にカメラもしくはカメラを持っている肘を置いて固定してもいいでしょう)。もう一つは被写体の動きの少ないときを狙ってたくさんシャッターを切ることです。デジカメは偶然にぶれてない一枚を後から探すことが容易にできるので、たくさんシャッターを切ることが大切です。

感度の調節ができるデジカメを持っていらっしゃれば、暗く写ってしまう時にはためらわずに感度を上げればよいでしょう。その場合、目一杯振り切る一段か二段階手前で止めておくとノイズが少ないと思います。それ以上に設定できるものであればシャッタースピードを遅くすることや(やりすぎはブレやすい)、絞り(F値)を開く(小さくする)こと(やりすぎはボケやすい)が良いでしょう。

さらにとても基本的なことですが、試し切りを何度もして自分の子供が出てくる前に写り具合をつかんでおくことが大切です。我が子の出番前にほかの子供の演技があればその子をモデルに何度かシャッターを切りたいものです。

長くなりましたが、良い写真が撮れますように願いつつ、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

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